当初、このブログには愚痴や過去に犯してきた様々な罪を書いていこうと思っていたんですよね。世の中の理不尽に対しての抗議の声をあげたり、ネガティブな感情をまき散らしたり、自分が好きなように、好きなだけ悪態を付いていこうと思っていたのに、気が付けば、私の中で、過去はかなりの勢いで浄化され、薬が効いているせいか、あまりネガティブな思考にも陥らなくなってきたんです。
読み返してみると、結構、ポジティブシンキングじゃんって思うこと、いっぱいありますね。
間違いなく、私は前を向いているんでしょう。
生活が楽になったわけでもなく、特に良いことがあったわけでもないのに、前を向いていると気が付けたのは、自分でもすごいことだと思うんですね。過去を振り返らなくなった1番の原因は、夫を赦すことができたからじゃないでしょうか。
もちろん、今でも夫のことを愛しているわけじゃないです。情はあるけれど、決して愛ではないと思うんですよ。相変わらず、元嫁さんとの仲も切れていないし、考えたら、赦してしまう自分が馬鹿みたいです。でもね、憎むことに疲れちゃったんですよね。
疲れて、もう、どうでもいいやって思うようになったら、自然に夫を赦すことが出来るようになったんです。自分で怨念を手放したら、自分も解放されたって感じです。今でも夫のことは怖いし、ビクビクしながら生活しているけれど、それでも、憎んでいた頃より、ずっと楽です。
子供たちが大きくなって、ホローしてくれるようになったことも大きな要因ですね。
私の感覚は間違っていないって、子供たちが証明してくれることもあるし、私自身、離婚届を持っていることも気が楽になった原因の一つかもしれません。まあ、離婚したら生活できないから、夫にしがみついていなければならないという現実はあるけれど、いつ離婚してもいいやって思えるのは、どうしても一緒にいなければならないっていう感情よりも、自分を自由にしてくれます。
年もあるのでしょう。夫も私も年を重ねて丸くなった部分も多いんです。ハリネズミみたいにお互いの棘で刺しあわなくても良い距離をやっと掴めたといっても良いかもしれません。
26年もかけて、やっと距離感を掴むことができて、やっと、私も前を向けるようになった。そんなところです。まだまだ、精神科のお世話になることは多いけれど、少なくとも、一時期ほどネガティブな思考に苦しめられることもなくなったのは、助かります。
だって、ネガティブな思考で生きていくのって、それはそれで疲れるんですもん。
少なくとも、今日の私は前を向いています。