これは、私の知り合いから聞いた話です。その人の友人のの中に持病がある上に大病をして働けなくなり、今、治療を続けながら生活保護で暮らしている人がいるそうなんですが、福祉事務所から病院側に対して、薬の量を減らせとか、通院回数を減らすよううにと圧力がかかっているんだそうです。
仕事に追われて、在職中はしっかり税金を納めていても、働けなくなり、貯金も無くなって、生活保護に頼るようになると、まるで生きているのが罪のような言い方をされるんですね。
私は日本という国が好きだけれど、こういう冷たい面は大嫌いです。
自己責任っていう言葉が大好きな人は、病気になる方が悪いとか平気で言っちゃうんでしょうけれど、こういうケースって他人事じゃないですよね。その人だって好きで病気になったわけじゃないし、毎月残業と休日出勤をして、会社や社会に貢献していたわけですよ。それが、仇となったのかどうかは分からないけれど、病気になって働けなくなったら、社会のお荷物扱い。許せません。
薬の量を減らしたり、通院回数を減らしたりすれば、死に繋がるかもしれないわけです。社会保障費が勿体ないから治療をしている人に対して、邪魔だから死んでくれって言っているのと同じことですよね。
何が1人の命は地球より重いですか。社会の役に立たなくなったら、生活に困窮したら死んでくれって言っているのに、命が地球よりも重いわけないじゃないですか。本当は長生きしている人達も殺してしまいたいが本音なんじゃないかと勘ぐってしまいます。
日本人が長生きになったから、年金制度が破綻寸前になっていて、政治家は口にこそ出さないけれど、長生きするのは自分達だけで十分、残りの人は定年と同時に死んでくれって思っているんじゃないですか。敬老の日とかあるけれど、心の中で舌打ちしているんでしょうよ。
病気の人も、お年寄りも、税金を投入しなければならないような人は全て消し去りたいっていう気持ちがあふれ出てますよね。
知り合いの友人は、病気を治して社会復帰を目指しているらしいのですが、通院回数や薬の量を減らされたりしたら、社会復帰するどころか死が近くなってしまいます。身内もいないらしいので、誰かに頼るということもできません。
そんなに保護費を支払いたくないのであれば、憲法を改正して生活困窮者は安楽死させるぐらいにすればいいんです。何が健康で文化的な最低限の生活を保障する、ですか。病院にまで圧力をかけて、病人を殺そうとしているのが、日本の生活保護制度ですよ。
最後のセーフティネットというけれど、日本の本当の最後のセーフティネットは刑務所です。病気なら放置したりせず、ちゃんと医療を受けさせてもらえて、3食、食べるものがあって、寝る場所もあるんですからね。自由がないっていうけれど、今の生活保護費じゃ、自由なんてないでしょ。
自己責任論が大好きな人達には叩かれ、心の健康っだって損ねてしまいかねません。いつから日本人は、こんなに冷たい人種になってしまったんでしょうか。貧困を知らない人には、決して分からない怒りでしょうね。この話を聞いてから、私は猛烈に怒っています。