どんなに、政治家たちが少子高齢化に歯止めをかけようとしても、
国民の中に、子供の声が騒音にしか聞こえないと
クレームをつける輩がいる限り、少子化は進む一方だと思うんだよね。
女性が生涯に子供を産む人数は、平均して2人を切っている。
女性が子供をんでも働けるように整備を進めたところで、
自分の子供の声を騒音だと言われ、
電車にベビーカーを乗せれば文句を言われ、
泣き止まない赤ちゃんに舌打ちするような国民がいる限り、
子供を産もうなどという気は失せてしまうと思うんだな。
1人の子供を産み育てるだけでも、体力的、金銭的に重い負担を強いられるのに、
しんどい思いをして生んだ子供を邪魔扱いされる。
外で思いっきり遊ばせることも叶わないんじゃ、
産まない方がましじゃんっていう結果にたどりつくと思うんだよね。
どんなに、職場環境を整えたところで、
保育園を作ったところで、
近所迷惑になるから、外遊びはさせられません、という方針では、
子供を預けるのも不安だし、
子供の声に敏感に反応する人たちが、
ナイフを持って切りかかってこないとも限らないでしょ。
確かに、子供の声がうるさいと感じる時もあるけれど、
自分だって、大声を出して遊んで、泣いて、騒いできたし、
私の子供たちだって、そうだったと思うと、
不思議と気にならなくなるものだよ。
全く、自分たちは泣くこともない赤ちゃん時代を過ごして、
大声で遊ぶこともなく大人になったつもりなんでしょうかね。
もっと、周囲の大人たちが寛容にならないと、
子供の数は、ますます減っていくだけだと思うんだけどな。
最近では、仕事は在宅でもできるシステム導入する企業も増えてきたことだし、
子供を手元で育てながらでも働くことは可能になってきている。
保育園が足りないから、女性が子供を産まないんじゃなくて、
周囲の理解が得られないから、産まないという選択をするんじゃないの?
今は、どうだかわからないけれど、
都心部では、子供お断りの賃貸住宅が結構あって、
妊娠したら、出て行けって言われた経験もあるんだけど・・・
他のアパートでは、2人目を産んだら、
どこも貸してくれなくなるって、脅されたしね。
ええ、それでも、少子化に逆らって、4人も子供を産みましたよ。
誰も、褒めてはくれなかったけれど、
周囲の人たちに恵まれたから、
子供を4人も生むことができたと思ってる。
子供たちの声が騒音だとクレームを付けられたことがないとは言わないけど、
それでも、周囲の人たちが面倒を見てくれたりしたもんね。
おかげさまで、全員、元気で大きくなりました。
でもね、小さい子供を持つすべての母親が、
私みたい恵まれた環境にいるわけじゃないでしょ。
今みたいだったら、私も、子供を産むかどうか悩むと思うもんね。
少子化を解消したいんだたら、
国民の意識を変えないといけないんじゃないの?
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