貧困を訴えた、女子高生がバッシングされているけどれ、本当に貧困であるかどうかは別として、バッシングしている人たちは、貧困者は、何の楽しみも持たず、小さくなって申し訳ない、と、謝りながら生きていくべきだとでも思っているんでしょうか。
政治家まで、そんな考え方しかできない日本て、国民の所得ではなく、民度が貧困状態だと言わざるを得ないと思うんですよね。
1度でも貧困を経験したことがある人ならわかると思うけれど、何の楽しみもなく、質素な食事で満足し、欲しいものもぐっと我慢して暮らすことがどれだけ大変なことか。精神的にも追い詰められるし、精神を病んでしまっても不思議はないと思うんですよ。
自分が、今、貧困ではないから、この先も、貧困状態に陥ることはないとでも思ってないんでしょうかね。
それって、考えが甘いと思うんですよね。だって、もしも、大震災にでも巻き込まれたとしたら、自分の勤め先がなくなっちゃうかもしれないわけで、そうなったら、義援金でどこまで食いつなげるかですよ。
他にも病気になるとか、会社が倒産するとか、リストラされるとか、不安材料はいくらでもあると思うんですけど。自分に限っては、そんなことはないとでも思っているんでしょうか。
この国は、弱者に優しくないですよね。
貧困に苦しむ人たちは、一生、貧困に喘いでいれば良いと思っている人が多いのか、無関心な人が多いのか。
食べるものに困らない程度の貧困なら、それは貧困とは呼ばないとでも思っているんでしょうか。刑務所でも娯楽があるというのに、貧困者には娯楽を楽しむ権利もないというんでしょうか。つまり、この社会は、刑務所以下の生活しか保障されていないということになるんじゃないの?
日本の犯罪率が少ないとはいえ、このまま、貧困問題を放置していたら、いつか刑務所がパンクするくらいの囚人で溢れかえる日も遠くないと思いますよ。
日本人は犯罪に走るよりも、死を選ぶ人の方が圧倒的に多いから、行政にとっては都合が良いんだと思うけど、もう少し真剣に貧困問題に取り組んだ方が良いと思う。女子高生をバッシングしている暇があるなら、どうすれば貧困を減らすことができるか考えた方が建設的だと思うんですけどね。
やらせ云々じゃなくて、貧困者には人権もないような考え方しかできない日本人は、もう1度、教育し直すことが必要なんじゃない?