イラクへ派遣されていた自衛隊の日報が発見されて、決して平和な場所への派遣ではなかったと問題視する声が上がっているようだけれど、そんなに大騒ぎするようなことなんでしょうか。
そもそも、戦っている国に平和な場所、非戦闘地帯があるって考える方がどうかしいると思うんですよね。戦闘があっても、そこは暗黙の了解で今までPKO派遣は行われてきたのだと思いますよ。先進国と言われる国が、世界平和のために自国の軍隊を送り込んで、少しでも平和な未来を取り戻そうと頑張っている時に、日本人の血が流れることだけを重要視するのは如何なものでしょう。
憲法9条の縛りのおかげで、PKO派遣された自衛官は危険な目にあっているとも考えられます。なんと言っても、自分たちが攻撃されない限り手を出すことが出来ないんですもん。相手は武器を所持して近付いてくるのに、自衛官たちは怯えながら待ってることしかできないわけです。
私は、決して戦争容認派ではありません。長男坊も自衛官をしていますから、いつ何時、どこかの戦闘地帯に送り込まれるか分かりません。当然、心配しますよね。
でも、彼は命がけで日本や世界を平和に導きたいと願っているわけですよ。親の心配で息子の足を引っ張るような真似はしたくありませんね。この世界にペリー・ローダンでも現れない限り、世界平和は訪れないのかもしれないと本気で思います。
息子が派遣されるとしたら、そこはかなりの危険地帯だと思うので、それなりに覚悟しておく必要もあるでしょう。9条があるから日本は攻撃されないなんていうことは幻想でしかありません。それはPKO派遣に限ったことじゃなく、日本に暮らしていたとしてもです。
日本は日本を目の敵にしている国々に囲まれているということを、お忘れじゃありませんか。ロシアは北方領土を返してはくれないし、韓国は竹島を返してくれないどころか、日本を忌み嫌っていますよね。北朝鮮の拉致被害者はいつになったら日本に帰れるんでしょうか。中国の領空、領海侵犯はいつになったら終わるのでしょう。
日本は常に危険に晒されていると思うのです。
世界平和は私の願いです。日本だけの平和ではなく、世界中が平和であること、いがみ合うことがないことが私の願いです。
ただの理想論ですけどね。世界各国がすべての武力を放棄する日がくるなんて、夢のまた夢なんでしょうけどね。今のところ、中東はいつも内戦をしてるし、アフリカ各国でも似たようなもの。日本にいると平和ボケしてしまいそうになるけど、それじゃあ、いけないんですよね。
今、この瞬間にも銃弾に倒れる人がいるわけで、そのことを忘れちゃいけない。日本という国だけが戦争に巻き込まれなければ良いなんていう考え方は止めた方が良いと思うんですよ。日本人の血と他国の人の血にどれだけの差があるっていうんですか。
外国人の命は軽くて、日本人の命は重いとでも言うんですか。
我が身可愛さにもほどがあると思っちゃうんですよね。世界平和を望むのは私だけじゃないと思うんですけどね。
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