薬を止めてみなければ、どのくらい回復しているのか分からないものだっていうことは、理解しているんですよ。でもね、減薬して、症状が改善されていなかったらと思うと、恐くて薬を飲むのをやめられないんです。また、イライラの嵐に襲われるかもしれない、気分の波が激しくて、自分が疲弊してしまうかもしれない、また、自傷行為に走ってしまうかもしれない。
そう考えたら、恐くて、恐くて、どうしても薬を飛ばす気にはなれないんですよ。真面目に飲んでいるから、ここまで回復したように見えるだけで、実際のところは、どこまで回復したのか分からない。寛解しているのかもしれないし、まだ、そこまで回復していないかもしれない。
ドクターも簡単に言ってくれるけど、本当に怖いんですよね。
減薬して、症状が治まってくれているなら、もう、メンクリに通う必要もないだろうし、経済的にもいいことだとは思うけれど、あまりにも長い時間を、この病気と一緒に過ごしてしまったから、普通の状態というものがどんなものか、いまいちピンとこないんですよね。
今の状態のままなのか、もっと、感情の起伏が激しくて、人間らしい感情を持っていたのか。再々発してからが、とんでもなく、症状が重かったから、本当に大丈夫なのか不安も大きいのです。
おまけに性格が鬱だと言われているわけで、普通の状態が鬱だとしたら、病気が良くなっていないって勘違いしてしまうかもしれない。
減薬をするのは、本当に冒険ですよ。しかも命がけ。
ドクターは調子が悪いと思ったら、薬を飲めばいいんだから、やってごらんとは言いうんですけどね。確かに手元に薬はあるけれど、血中濃度が下がったらどうなるのか、自分では予想もつかなくて、やっぱ、これは命がけのチャレンジだと思うわけです。
今、良い状態が続いてはいるけれど、それも、これも、全部、薬が私にあっていたっていうことでしょ?私の力じゃないですよね。
世の中には、したら危険な冒険っていうものが必ずあって、薬の減薬もその一つだと思うんですよ。中には、医師の指示も仰がず、勝手に減薬する人もいるみたいだけど、それって、危険ですよね。
その危険なことに、私、チャレンジするの?
医師の指示があったとはいえ、かなり恐ろしいですよ。また、家の中が大荒れになってしまうかもしれないし、薬を飲んだからといって、すぐに、良い状態になるとも限らないし、ああ、抗うつ剤じゃないからそれは大丈夫なのか・・
でも、どちらにしても、かなり勇気がいります。来月になったら、旅行に行く予定が入っているんですよ。チャレンジするなら、旅行を終わってからだろうな。どうか、良い状態のまま減薬から断薬へと進むことができますように。
そんなに簡単なことじゃないって分かっているけど、寛解に向けて恐怖を乗り越えなくては。
スポンサードリンク