菅総理が、緊急事態宣言発令に向けて調整に入ったらしい。これまで、緊急事態宣言の発令に対して消極的とも思えた総理だが、このところの感染者数を見て、出さざるを得ないという気になったのだろうか。それとも、まだ、緊急事態宣言を出す要件を満たしてないとごねるのか。蓋を開けてみないことには何とも言えない。
緊急事態宣言が出ても、私のやることは変わらない。基本、引きこもりで、歯医者さんとメンタルクリニック、夫の病院の付き添い、そして、たまの買い物くらいしか外出することがない。でも、会社にお勤めしている人とか、学生でオンライン授業をやっていないところとか、緊急事態宣言が出ればいろいろとパニックが起きるだろう。
特に、飲食店や観光業、交通などは大打撃だ。それでなくとも死にかけているのに、止めを刺されたようなものだろう。しかし、これだけに感染者が出ているにも関わらず、経済を優先して始めたGo Toキャンペーンで、さらに感染者が増えたと思う。
新型コロナウィルスに立ち向かうには、まず、人と会わないことだ。喋らないことだ。井戸端会議なんてもってのほか。人から人へと感染するのだから、その人が消えてしまえばウィルスは行き場を失い、消滅するはずだ。
エアゾール感染はしないっていうことだし、陽性者の飛沫にさえ気を付ければ感染はしないと思われるが、いかにせん、潜伏期間が長過ぎるのと、無症状の感染者がいることが抑え込みにマイナスに働いていると思う。
まだ大丈夫、まだ大丈夫って言っている間に感染拡大して、おそらく東京だけでも1日の感染者が2000人を超えるようになってしまうだろう。重症者も死者も増える。緊急事態宣言は、もっと早く出すべきだったのではないか。この期に及んで、まだ、緊急事態宣言を出せないというのは、命を大事に思っていないということなのではないか?
ワクチン開発も進んではいるが、本当に有効性があるのか、副反応はどうなのかが、いまいち分からない。海外で接種した人たちの様子が伝わってこないから。本当に有効性があり、その有効性が持続するならともかく、半年で抗体が消えてしまうようなワクチンなら打つ価値はないと思う。
重篤な副反応もあるらしいし、コロナで死ぬのではなく、ワクチンで死んでいたら話にならない。今回は緊急事態ということもあって、十分な検証がされているとは思えない。これは危険だ。
新型コロナウィルスには特効薬もない。重症化したとしてもICUはいっぱいだ。医療崩壊は目前なのではなく、もう、始まっているのだ。コロナで入院する人が増えれば、コロナ以外の疾病を抱えた人の入院が難しくなる。助かる命も助からないかもしれない。こんなことになる前に、ちゃんと緊急事態宣言を出して、感染者0を目指すべきだったのではないか。
検体数も少ない。それで、この人数の陽性者が出るのだ。無症状の患者さんが街を闊歩していたとしても、何の不思議もない。そして、悪気なく誰かに感染させているのだ。
緊急事態宣言を出したくない理由があるとしたら、給付金を払うのが嫌だからだろう。飲食店の時短だけでは新型コロナウィルスは抑え込めないと思う。完全休業をしてもらって、潰れないように政府が家賃負担をするとかしなければならないのではないか。仕事をしなくても食べていかれるように、国民1人1人に対して、コロナ収束まで15万円くらい配るとか。
赤ちゃんから高齢者まで一律で配る。助成金も無条件で出す。そういうことをしないから、生活のために外に出ていく人が増えるのだ。そんなお金がどこにあるって言われても、コロナ債でも発行して賄えばいいだろう。
今年も、コロナに追われる1年になるような気がしてならない。緊急事態宣言を出しても、新型コロナウィルスは抑え込めるとは思えないのだ。それに、菅総理は緊急事態宣言には消極的に見える。もう、諦めて共存するか、開き直るかというイメージしかない。
再度、本当に緊急事態宣言を出すのか、それとも経済優先で行くのか。日本には、緊急事態宣言を出したところで強制力がないから、人の考えに任せるしかない。ロックダウンすることができないので、いつまでたっても感染者が出る。その法整備も急いだほうがいいのではないだろうか。
スポンサードリンク