大雨の影響で電車が止まっている。今日、夫が出張から帰るのに新幹線を利用するのだけど、夫が乗る予定の新幹線は発車未定になっているようだ。これは不味い。心臓が悪い夫は、1泊分の薬しか持って行っていないし、明日はワクチン接種の予約を入れてる。なんとしてでも今日中に帰ってこないと心臓が止まってしまうかもしれない。
空きがあれば飛行機で帰ってくることもできるはずだ。最悪は大阪まで迎えに行かなくてはならないかもしれないということだろう。いや、もっと最悪なのは帰れないことだ。今、死なれては困る。
まさか、こんな時に大雨の影響を受けるとは思っていなかった。夫からは何の連絡もなし。仕事中なのだろう。新大阪まで行って、初めて運休に気が付くパターンだろうな。何があるかわからないから、1日分は多く薬を持って行ってって言っているけど、今回の出張は大阪と割と近めだったから、おそらく今晩の分から持っていない。ワクチン接種はキャンセルできるけど、薬はキャンセルできない。
まさか、こんな大雨になるとは思っていなかったので、準備を怠ったのが敗因だな。薬さえ持っていてくれれば、それほど心配せずに済んだんだけれど。
全く、夫は私に心配しかかけない。昔からそうだ。朝には帰るって言いながら連絡もなく夜まで帰ってこなかったり、毎日帰ってくるのが午前3時を回っていたり、病気をしてからは少し大人しくはなったけれど、今もこうして心配をかけてる。私もこんなモラハラDV男は放っておいてもいいと思いながら心配してしまうのが悪いんだろう。
人間、どう足掻いても自然には勝てない。地震、雷、雨、風、波などによる災害を防ぐことはできない。減災はできるかもしれないが、完全に防ぐことができるわけじゃないし、避難したり、より強い住宅を作ったりすることで、何とかしのいでいるのが現実だ。
ここ数年の梅雨は、熱帯のような雨の降り方をする。地球は氷河期に向かっているはずなのに、地球温暖化は止まらない。このスコールのような雨も温暖化の影響だと言われているけれど、実際のところはどうなのだろう。コロナ禍だけでも大変なのに、天災まで起きてしまったら人間なんて本当に無力だ。
人が傲慢になり過ぎたっていうのもあるかと思う。自分たちの思い通りになると信じ切っている。でも、災害を経験して初めて、自分の無力さを知ることになるんだ。天災まではコントロールできないって知ることになるんだ。
梅雨も、昔はもっと穏やかだった。2~3日雨が続いても、梅雨の晴れ間は必ずあった。雨もしとしと降るのであって、スコールのような雨が降ることは稀だった。それが、今ではスコールがデフォルトになりつつある。過ごし難くなった点も多いが、冬が暖かくなったことは、正直、嬉しい。寒いのは苦手なので。
大雨の影響で、注意喚起を促すお知らせがスマホから聞こえてくる。昨夜はひたすら鳴り続けていた。眠剤を飲んで寝ているので、そのくらいの警告音では目覚めることもないが、眠りが浅くなった途端に、警告音のうるささに閉口してしまう。川の近くに住んでいる人たちは、避難してくれっていうことだったけれど、うちは川が近くにあるわけじゃないし、そのまま警告は無視したけれど、夫が帰れるかどうかを無視することはできない。
おそらく、もうすぐ新大阪に着く頃だろうと思う。遅れててもいいので新幹線が走っていれば、何とか帰ってこられるだろう。JRの新幹線の運行状況案内を見てもよくわからない。発車未定とはどういうことなのか。運休するのかしないのかはっきりして欲しい。
もし、遅れていたとしても小田原まで走ってくれれば、迎えに行くのは吝かではない。新横浜でも何とかなるだろう。運転するのは私じゃないけど、娘が頑張ってくれるはずだ。娘にも、今の状況くらいは理解できているだろうからね。
でも、まさか、梅雨の雨でこんなことになるとは思っていなかった。台風ならともかく、梅雨の雨がこんな大雨を降らせるなんて想像もしていなかったのだ。もっと、防災意識を持った方がいいと自分でも思う。
夫は新幹線には乗ったらしい。でも、動くかどうかも微妙なところで、どこまで帰れるかもわからない。薬の件もあるので、止まったら最寄り駅まで迎えに行くとは伝えてある。でも、梅雨時の出張は控えてとも言えない。困ったものだ。
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