道路を走る車が、何かを放送しながら走っていることって少なくない。それは、政治活動だったり、廃品回収だったりするにだけれど、聞き取れるものはいいけれど、何を言っているのかよく聴こえないケースでは、自分の悪口を言われているような気がして気分が悪くなるんだ。
ここまで良くなってきて、幻聴もなくなって、鬱っぽいところはあっても日常生活に困らなくなったのに、この症状は統合性失調の症状に似ている。悪口を言われているって信じているわけではないんだ。あくまでも、気がするっていう程度で、悪口を言われているわけじゃないことくらい分かっている。でも気分のいいことでもない。
私には薄く統失が混じっているらしいけど、しんどい話だ。悪口を言われているような、ご近所に秘密をバラされているような気がするなんて、本当に気分のいいものじゃない。そういった街宣車が通る度に不快な気分にさせられる。そんなことはないと打ち消しても、言われているような気になっちゃうんだから仕方ない。明日はメンタルクリニックの通院日なので、ドクターに相談することにする。
ひょっとしたら、疲れているだけかもしれない。話の通じない母に毎朝連絡を取り、薬を飲むように言うんだけど、それが、既に負担になっているのかもしれない。でも、母に連絡するのをやめるわけにもいかないし、マジで悩みどころだ。別にメンタルが弱いとか思ったことはないし、メンタルが弱いからって精神疾患を患うわけでもないけれど、健常な人は、そのくらいで、って言うんだろうな。
今、何の問題もなく過ごしている人達だって、いつ、心を病むかなんてわからない。上手に息抜きしているから大丈夫とか思っていても、ある日、何もできなくなっているかもしれない。誰でもなりうるから、うつ病は「心の風邪」って言われているわけで、でも、治りは風邪みたいに簡単じゃない。治る時は心の癌くらいの覚悟が必要だ。重くなれば、浸潤してどんどん寛解し難くなる。
だから、早めに悪口を言われているような気がするってドクターに相談するんだ。別に幻聴とかが聞こえるわけじゃないから、極めて軽いものだろうと思っている。軽めのうちに手を打っておかないと、日常生活に支障が出る。今は希死念慮とかもないし、悪口以外は困ってない。
本当に酷かった時には、生きていることに罪悪感を感じていたし、まあ、今もそれなりに罪悪感はあるのだけれど、当時ほど大きなものでもなく、私、頑張ってるって言える程度には回復している。それなのに、悪口を言われているような気がするとか、いったいどうしてしまったんだろう。
考えても仕方ないから、考えないようにはするけれど、それでも考えちゃうところが困りもの。だって、気になるじゃん。こんなことをドクターに話したら、もしかしたら薬の変更があるかもしれない。副作用が太るものは飲みたくないから、今の薬にしてもらっているのに、ジプレキサなんて処方されたら水を飲んでも太る。何とか回避したい。
こんなことで、本当に寛解するのか不安にもなる。調子が良かったから、減薬とかもドクターの頭の中にはあったかもしれない。でも、これで減薬の目はなくなったなって思っている。鬱が酷かった時には、毎日、大量の薬を服用しなければならなかったけど、今は朝晩2回、朝4錠、夜3錠で済んでいる。このリズムを崩したくないのに、何で急に悪口を言われているように感じ始めたんだろう。
ドクターは、同じ精神疾患でも人によって出方は様々だから、って言う。ネットで検索できる症状だけが症状ではないということらしい。Aさんの鬱とBさんお鬱は全く違うものだから、一概にうつ病とはくくれないらしい。敢えて、病名は言わないし、診断書を書く時くらいしか病名をつけることもないらしい。そのくらい、心の病とは複雑なんだろう。
私だって、なりたくて心を病んだわけじゃない。その気質は持っていたし、上手に付き合ってきたけれど、ある日、自分1人では制御しきれなくなったんだ。その時は、ひたすら死ぬことばかりを考えていたけれど、命を天秤にかけることなんて何とも思っていなかったけど、今は違う。だから、悪化したわけじゃないと思いたい。
でも、まあ、妹も無茶を言う。精神疾患のある人間に悪化させるような言動を吐き、悪化させるようなことをさせる。彼女が壊れてしまうと困るから、私がやらなくちゃならないのは分かっているけれど、考えてみたら無茶な話だ。
もしも、本当に母が原因で私の精神疾患が悪化しているのだとしたら、いったいどうしたらいいのか。それ主、妹には分かるまいって。
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