寒いのは苦手だ。ついでに、雨も雪も苦手だ。だから、この梅雨の時期は憂鬱感が増す。おまけに梅雨寒が重なったら、もう、生きているのが嫌になっても当然だろう。天気の長期予報を調べても、サイトによって言うことが違う。寒いのは今日までというサイトもあれば、むこう10日間は梅雨空と梅雨寒が続くというところもある。
いったい、どのサイトを信じたらいいのか。天気予報が万全で、確実に当たるとは思わないけれど、高確率で当たるというのは信用している。たまに外れるだけなけならご愛敬だ。ただ、この晴れ間が少ない時期は確実な予報を期待する。
梅雨が長いと、野菜や米の高騰も心配になる。日照不足や低温で野菜やお米の収穫量が少なくなる。それでなくても、今、食品の高騰に頭を痛めているのに、これ以上の値上げをされたら、おそらく多くの家庭で買い控えが起き、普通の食生活が送れるのは富裕層のみということにもなり兼ねない。
私はタイ米を食べたことがある世代で、あの時も今のように長梅雨と低温だったと記憶している。お米屋さんは常連客にしかお米を売らない、しかもタイ米と抱き合わせでしか売らないということで、引っ越したばかりで、行きつけの米屋さんがあったわけではなかった私たちは非情に難儀した。
タイ米は、普通に炊いても食べられるようなものではなく、カレーとハヤシライスを週1で作って消費した覚えがある。日本のお米は短粒米だけど、タイ米は長粒米。味も食感も全く違う。あの時、政府は輸入ではなく備蓄米を放出するべきだったのでは?と、今でも思う。
寒いのが苦手な私は、この寒さに耐えられない。やっと暖かくなったと思ったら、梅雨寒攻撃にあう。私が住んでいる家は、底冷えするし、冬は寒く、夏は暑いという最悪な作りだと思う。この梅雨寒の時期も、床から寒さが響いてくる。椅子での生活ならいいのかもしれないが、ラグを敷いて、その上にローテーブルと高さのない椅子が配置されているので、座っているとお尻の辺りからじんわり寒さがやってくるのだ。
1階は寒いが2階は暑い。階段の途中で急に気温が変わるのも特徴の一つで、本当に住み辛い。借家だから仕方ないが、もしも、注文住宅を建てるようなことがあったら、もう少し使い勝手の良さを追求したい。かっこよければよいというものではないということが、この家に住んで分かった唯一の収穫ではある。
家を建てるなら、サンルームのある方がいい。サンルームに洗濯物を干せれば、雨でも洗濯ができる。今のように長雨でコインランドリーまで行かなくて済むようになるわけだ。乾燥機もいいけれど、できれば自然乾燥がいい。コインランドリーを使って分かったけれど、乾燥機も万能ではない。半乾きの衣類が見つかることもある。
梅雨だから、雨が降るには当然なんだけど、梅雨の晴れ間が少な過ぎる。それに、今年の梅雨入りは梅雨前線の北上が要因にはなっていない。梅雨前線はまだ沖縄の方にあるはずだ。これから北上してくるとしたら、長雨は避けられないだろうと思う。せめて梅雨寒を解消して欲しいものだ。
雨は嫌いだ。雪も嫌いだ。どんよりした空は気持ちまで落ち込ませるのに十分過ぎる。気象病で、体調も崩し、明け方の寒さで喘息が出た。冬でもないのに、寒さで喘息が出るなんて、いくらなんでも寒すぎだろう。
今年は五月晴れらしい晴れも少なかった。雨ばかりの5月で、6月に入って早々の梅雨入り。湿度が高いから、日本人の肌は乾燥し難いらしいが、じめじめした夏であっても、私は夏の方が好きだ。まあ、暑すぎるのは困るが。
私が子供の頃、冬はもっと寒かったし、夏はもっと涼しかった。温暖化している証拠なんだろうか。梅雨寒で、学校から帰ってきてストーブを点けてくれって懇願したことがある。速攻、断られたけれど、それだけ寒かったのだ。
今も、それに匹敵するくらいには寒い。手が冷えて痛い。これじゃ、まるで冬みたいじゃないか。まあ、太平洋側だから、冬に天気が悪いということは滅多にないが。
とにかく、この梅雨寒を何とかして欲しい。それに、長雨も御免だ。空梅雨も困るから塩梅が肝心だということは分かっている。でも、寒さで思考力が鈍るくらいには寒いのだ。寒い日が続いているのも気に食わないし、この先も続くという予報のサイトもあるので、覚悟はしておいた方がいいのか。それとも、暑さは戻るというサイトを信じた方がいいのか。
気象予報士によって、予想がバラバラになるくらい今の予想は難しいのだろう。
今朝は、寒くてベッドから出られなかった。絶対に異常だ。このところ、異常気象ばかりで、この先の地球が心配になる。このまま放置していたら、生物の住めない星になってしまうのではないか。でも、この異常気象が、人間が引き起こしたものとは言い切れないだろう。もしかしたら、自然の流れなのかもしれないのだ。
氷河期に向かっているはずなんだけど、本当のところはどうなんだろう。そして、人類は氷河期を乗り越えられるのか。梅雨寒でヒーヒー言っているようでは、小氷河期も生き残れそうにもないが。
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