明日が愛娘の誕生日なんだけど、私が4回目のワクチン接種で多分、ブログを書けないから今日のうちに書いておく。
娘が生まれたのは9月28日2時過ぎだったと思う。その前日、私は夕飯にハンバーグを作っていた。その時、股間をちょろちょろと水が流れる感覚がして、どうやら破水したらしい。ドバって羊水が流れるんじゃなく、本当にちょろちょろで最初は破水だと思わなかった。とにかく、トイレとキッチンを行き来しながらハンバーグを完成させて子供たちに食べさせていた時、夫、帰宅。
運が良かった。いつもなら帰りは2時3時が当たり前だから。7時くらいには陣痛らしきものが始まって、まあ、感覚も長かったし、今まで経験から、そう簡単には生まれないし、病院では好きなように痛がらせてくれないからギリギリまで行かないって言い張って、感覚が15分おきになったところで病院に電話。
それから、シャワーを浴びたら、何と出血している。この時は慌てた。え?え?え?ひょっとして、もう生まれるの?ってなったのが0時過ぎ。そこから慌てて病院に行って、あっという間に出産。
もし、夫が帰ってきていなかったら、私、入院グッズを持って歩いて病院に行くつもりだった。だから、本当に夫が帰ってきてくれたのはラッキーだったんだ。もし、歩いて病院に行っていたら、途中で歩けなくなったと思うし、最悪は道で出産っていうことにもなったかもしれない。予定日丁度の生まれてきたのは娘が最初で最後なんだ。
長男坊、次男坊は計画出産、三男坊は3日遅れでの出産だったからね。
超安産で生まれた娘は、4人の中で1番小さかった。泣き声は大きかったけど、ぽよぽよしていて可愛くて、どうしてそれまで会ったこともないのに、生まれた瞬間宝物になってしまうんだろうって不思議に思ったのを覚えている。
病院は母乳育児推奨で、ミルクを足すことを許可してくれなかったから、乳腺の開かない私は娘にブドウ糖を与えてその場しのぎするしかなかった。でも、ブドウ糖ではすぐにお腹が空く。1時間おきに呼び出されて2時間くらい授乳を頑張るんだけど、乳腺が開かないから全く出ない。胸はパンパンに張っているんだけど、肝心の母乳が出ないんだ。
上の子供たちの時には、そこまで母乳推奨の病院ではなかったから、ミルクをあげてお腹いっぱいにしてあげることもできたけど、その点では娘には可哀想なことをしてしまったと思っている。上の子3人、預ける人もいなかったから、夫がご飯の仕度をして仕事に行って、晩御飯食べるのが23時とかになっていたらしい。
お隣さんと大家さんが昼間は面倒みてくれたりして、それでも、呑気に入院しているわけにはいかないから、入院日数を短くしてもらって、早く退院しちゃうならミルク足しちゃえっていう看護師さんのおかげで、やっと粉ミルクを飲ませてあげることができて、初めて娘はお腹いっぱいを味わったんだろうと思う。
母乳育児にこだわり過ぎるのも考えものだ。私のようにマッサージしても乳腺が開かない体質の人もいる。娘の体重は出産時よりも軽くなっていた。
女の子が欲しかった夫は、今でも娘に甘い。仕事面ではそれなりに厳しくしているようだが、その他の点については激甘だ。ま、その気持ちは分からんでもないが。
もし、4人目も男の子だったら、5人目に挑戦しなくちゃいけなかったのかと思うくらい、女の子が欲しかった夫。何故、そこまで女の子にこだわるのかは謎だけど、とりあえずは良かった。年齢的にも体力的にも4人をワンオペで育てるのはきつい。これで5人目とか、体が持たない。
本当にお金のない時に生まれた娘で、洋服は上の子からのお下がりを着せるのが当たり前。少しずつ用意していた肌着とかは新品のものもあったけれど、基本はお下がり。女の子らしい恰好もさせてあげられなくて、それでも、可愛くて、懐かしいなあって思う。
あれから、もう24年も経つのか。未だに、家の中では自分を三人称で呼ぶ娘。ボーイフレンドの1人や2人いてもおかしくないのに、推し活の方が楽しいと、恋愛にはまるで興味を示さない。いつまでも一緒にいてくれるのは嬉しいが、自分の幸せを1番に考えて欲しいとも思う。
まあ、突然、結婚しますって言われても困るんだけどね。
ほんと、懐かしい。ベビーランゲージが1番分かり易かったのが娘。気に入らないことを言われると足をバタバタさせて、可愛いとか大好きとか言うと、大人しくしていた。喋れなくても言葉の意味はちゃんと分かっているんだ。赤ちゃんだから何も分からないなんて嘘だってことがよく分かった。
私のとっては4人とも宝物だ。神様、こんな私に4人もの天使を送ってくださったことに感謝します。
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