このご時世だから、熱が出たりすると、ひょっとしてコロナなんじゃないかと疑ってしまう。ちょっと喉が痛くても、咳が出ても疑ってしまう。いくらワクチン接種を受けているとはいえ、うつるときはうつるらしいし、安心して外も歩けない。家族は全員が喘息持ちだし、夫に至っては、心臓が悪くて重症化リスクも高い。
とにかく、自分がコロナ感染したとしても、夫にはうつさないようにするっていうのが暗黙の了解なのに、発熱したのが夫本人ではどうしようもない。夫を隔離する部屋もないし、もし、夫がコロナ陽性になったとしたら、間違いなく家族全員が陽性になるだろう。
幸い、夫の熱は一時的なものだったらしく、すぐに下がって、仕事もしていたし、喉も痛くないし、味覚臭覚に異常はないしで、どうやらコロナではなかったようだが、これじゃ、おちおち風邪もひいてらんないなって思わされる。熱が出ただけで、これだけ心配になるのだ。発熱外来に連れて行くにしても予約制だったりするし、重症化リスクが高いって言っても入院させてもらえるかも分からない。
専門家は第8波が来たとか言っているし、気をつけていても思わぬところでもらってきてしまうかもしれない。健康が1番だけど、感染したくてコロナになる人はいないだろう。相当、苦しいらしいし、後遺症の心配もある。ただの風邪っていう人もいるけれど、風邪を甘く見たらいけないと思う。昔から風邪は万病のもとっていうし、インフルエンザの治療薬はあっても風邪の治療薬はないのだ。
コロナウィルスは変異を繰り返すから、治療薬を作るのもワクチンを作るのも難しい。結局、罹患したら体力勝負だ。夫にはその体力がない。たとえ、うつってしまったとしてもできるだけ軽症で済むようにワクチンだけは受けさせたが、それは感染しないためのワクチンではないから、外出すればそれだけリスクも上がる。いない方が気は楽だが、感染は困る。
本当に、風邪1つ引けない。熱が出たりしたら、即、PCR検査を受けられるようにしてもらわないとダメだろうと思うのだが、私に住んでいる地域では、発熱患者に対応しきれていないし、実際の感染者に関しても手が回らない状態にある。
だいたい、発熱したら予約してから来いっていうのもおかしな話だ。しかも、診察してくれるのは午前中だけ。それを過ぎたら、翌日回しにされてしまう。でも、本当にコロナで、翌日まで待ったら命に関わる人だっているだろう。急激に悪化するっていうし、1人暮らしのお年寄りなんて、病院の予約を取ることもままならないのではないか。
コロナがある生活が当たり前になってしまって、新型コロナウィルスを絶滅させることは諦めたかのように見えるのだが、実際のところどうなのか?
コロナ倒産するところもあるし、原油の高騰、食料の高騰で倒産するところも少なくない。政府はいったい何をやっているのか。増税することばかり考えて、国民のことは考えていないと言われても仕方ないだろう。
熱=コロナではないけれど、どうしても疑ってしまうのだ。長男坊がコロナに感染した時、熱よりも喉の痛みと咳が酷かった。だから、発熱自体はそれ程、重大なことではないのかもしれない。でも、体温計という便利なものがあるので、痛みなどの症状を見ることはできなくても、体温というものは見ることができる。
医者ではない私たちは、熱を見て判断するしかない。抗原検査キットもあるけれど、精度はPCR検査には及ばないし、このキットで陰性になったとしても、実際には陽性だったということもあるようだ。寒くなってきたから、インフルエンザも流行りだしている。この病気も熱が出るから、コロナかインフルエンザか見極められるのは、病院で検査を受けるしかない。
インフルエンザには治療薬があるから、余程、衰弱していない限り命を落とすということはないだろうと思う。でもコロナは違う。季節性でもないし、弱毒化もせず、延々と変異を繰り返す。かからなかったらラッキーくらいにかまえていないと、心配でやってらんない。そして、感染したら重症化リスクが高い人は死を覚悟するしかない。
新型コロナウィルスを撲滅させるのは長期戦になると思う。ウィルス自体が消えることはないだろうし、変異もするだろうから予防接種も難しい。各々が気をつけるしか方法はないかもしれない。でも、ほとんどの人はコロナ疲れしているし、コロナ慣れしていると思う。自分だけは大丈夫って根拠のない自信を持っている人も大勢いるのではないか。
ほんとに、いつまで熱に怯える生活をしなければならないのか。おちおち風邪も引いていられない。マスク生活も当たり前になったけど、マスク代だって馬鹿にはできない。アマビエも効果なかったみたいだし、医療に携わるすべての人たちに頑張ってもらうしか方法はないのか。
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