何故か、この家は電波が悪い。LINEは繋がるけど、電話が繋がらない。着信音も鳴らない。着信のお知らせって後から来るメールで着信があったことを知るということになる。で、それが気に食わないのが夫だ。電波が悪くてスマホが鳴らないかったとしても、電話に出なかったとブチ切れる。そう言われても、困るだけだ。LINE電話は繋がるのだから、出なかったらそちらから連絡してくれって思う。
それにしても、ここは電波が悪すぎる。近くに基地があるせいかもしれないが、通話していてもブチブチと切れるし、本当に不便。Wi-Fiを切ったら4Gどころか3Gなんていうこともあるし、全く電波が立っていないこともざらにある。
最初は、自分のスマホに欠陥があるのかと思っていたのだが(悪名高いAQUOS sense5G)、最新型のiPhoneである娘に着信があっても鳴らなかったりするので、これは私のスマホに原因があるわけではなさそうではある。一応、家電があるので、夫は出なければ家電にかけてはくるが、非常に機嫌が悪いのには困ったものだ。
鳴らない電話に出ることはできないし、それだけ電波の悪い家だって理解しているはずなのに、相変わらず自分のことしか考えていない。自分からの電話には気配を察知してでも出るようにしろとでもいうのか。鳴らないものは鳴らないのだ。着信履歴にも残らないのだ。いったい、私たちにどうしろって言うんだろう。
この電波の悪さに辟易としているのに、夫はここに住み続けたがる。まったく、信じられない。もっと快適な場所はいくらでもありそうなのに、ここにこだわるわけが分からない。
夫からしてみれば、本社の住所を変えたくないってことなのかもしれないが、これだけ電波が悪かったら、仕事にも支障が出るだろう。こちらからしてみれば、そんなところに長居は無用だと思うのだが、夫には異様な思い入れでもあるのだろうか。
とにかく、電話が鳴らないなんて日常茶飯事で、そのことに関して夫以外から文句を言われたことはない。妹からの電話でも電波が悪い旨、伝えてあるので、かからなければLINE電話をかけてくる。いちいち文句を言われる筋合いはない。
全く、この家のどこがそんなに気にいっているのか。使い勝手の悪い家で、数年間住んでいて何度もキレている私とはえらい差がある。大家さん、ここを売ってくれないかなとか、呑気なことを言うくらいだが、たとえ、売ってくれたとしても、建て替えなければ住めないと思う。それくらいボロなのだ。いつ水漏れをするか分からない排水管とか、水漏れしているトイレとか、タオルをかける場所もないキッチンに洗面台。トイレもタオルハンガーはついていない。
駐車スペースには不要な門がついていて、車を止めるのも大変だし、ポストは壊れて目玉クリップで止めて辛うじて使える状態だし、床下収納は蓋が開かない。他にも数々の使い難さがあって、電波だけの問題じゃない。もっと、生活し易い場所に引っ越したいと思っても当然だろう。
とにかく、電波が悪いのが、1番どうしようもない問題だ。これは、私たちの努力で何とかなる問題ではない。他の使い難さは、工夫することで何とかなっても、電波だけは努力でどうにかなる問題ではない。それで怒られても腹が立つだけだ。もっと電波のいい所に引っ越したいと思われても仕方ないとは思わないか。
これが、持ち家だったら簡単に引っ越すことはできないが、借家だ。嫌になったら引っ越すことも可能なのだ。借りる時に、電波のチェックをしておけば良かったのかもしれないが、普通、電波が死んでるなんて思わないから、チェックしていなかった。痛恨のミス。
それにしても、電話が繋がらない電波の悪さっていったいどうなっているのだ。以前、住んでいた人たちは不便を感じなかったのか。もしかしたら、電波の悪さにうんざりして引っ越していったのかもしれないと勘繰ってしまう。それだけ不便なのだ。
この家に住み続けたいのは夫だけ。私と子供たちは持ち家が欲しい。自分の持ち家ならペットも飼える。以前、飼っていたのはウサギだったけど、持ち家なら犬がいい。
まあ、ない袖は振れないから、当面、この家に我慢をしなければならないが、電話に出ないと怒り出すのはやめて欲しい。鳴らない電話には出られないし、履歴も残っていないんだから、あー今日も電波は絶不調なんだなって察してくれればいいのにって思う。別に、夫からの電話を着拒しているわけじゃないんだから。マジでムカつく。ほんと、電波がもう少しマシな場所へ引っ越したい。
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