クレカを使ったそのわけは

いつもニコニコ現金払いがモットーの私が、デビットカードではなくクレジットカードで買い物をした。引き落とし日は来月。給料をもらっているわけではないので、正直、クレカを使うのは怖い。いくらお小遣いの範疇を超えないように、今ある貯金で支払えるようにって考えても、家のように商売をしていると、貯金の放出なんて当たり前にあるのだ。

でも、今回はクレカを使って正解だったと思っている。デビットカードはサイトによって使えないこともあるし、その度に振り込みして、承認を待って、出荷を待ってって結構、面倒くさいのだ。振込手数料だってかかるし。

だから、今回の買い物はクレカにしてみたんだが、これが大正解だった。商品の送り先の住所を2回間違えて、その度にクレジットカード番号を入力して訂正していたら、何と、3個購入したことになっていて、もし、デビットカードを使っていたら、その場で3回の引き落としがあって、お店側に問い合わせて、返金処理してもらうにしても、結構な労力になってしまっただろう。

クレカの場合、即、引き落としではない分、キャンセル扱いにしてもらうのも、それほど苦ではない。それにしても、注文ボタンを1回しかタッチしていないのに、3回タッチしたことになるって、これは結構、問題ありだ。これからも利用したいショップなだけに、その辺りを改善してもらいたいと思う。自分の住所の間違いに気が付かない私も私だが、何故、タッチしていないのに売り上げになるのか。

多分、ショップ側でも何らかの対策を取ってくれるとは思うが、これじゃ注文確定ボタンを設置する意味がない。

通販サイトは、結構、デビットカードお断りのところが多い。漫画サイトでも支払いはクレカか携帯代と一緒に引き落としとかだけで、デビットカードは使えなかったりする。そこに不便さを感じていたから、まあ、これくらいの価格であれば、デビットカードではなく、クレカでも大丈夫だろうって金額のものは、ちょっとだけ信念を曲げてクレカで支払うことにした。

もちろん、デビットカードを使えるところは、デビットカード優先だし、デビットカードが使えてもクレカの方がお得なケースでは、クレカを使うと使い分ける。個人的には、その場で支払いが完了するデビットカードの方が好きだが、使えないんじゃ仕方ない。

クレカの場合、締め日と引き落とし日の間に時間が空くから、その間に何かあった時が怖いのだ。支払いきれないほどの買い物はするつもりはないし、健全な使い方をしていればいいんだろうけど、経営状況によったら、お小遣いもないなんてこともあるだろうし、実際、私が頑張て貯めていた貯金は会社に入金され、返ってくるとも思えない。ほんと、タイムラグが怖いのだ。

今、持っているお金の中で、やりくりしていればいいって問題じゃない。毎月、必ず、お小遣いがもらえる保証もない。そんな中でクレカを多用するのは無謀としか言いようがないのだ。だいたい、私、専業主婦だし、お給料もらっている身ではないし、支払えなくて自分の信用を落とすような真似はしたくない。

だから、デビットカードが使えない通販以外で、クレカを使う気は全くない。

若い頃、まだ丸井が、何処のショップで買い物してもその総合計をまとめてリボ払いできるシステムだった頃は、クレカでよく買い物をした。デザイナーズブランド全盛期の時代だ。総合カウンターのようなところで支払いして、月々の支払いはリボ払いにしていた。今では、そんなシステムもなくなってしまったが、いい時代だったと思う。

おかげで、最新流行のファッションを楽しむことが出来たんだから。まあ、あとは勤めていたというのも大きい。毎月、確実に給料が入ってくるという安心感から買い物も楽しめた。実際、その当時勤めていた会社は、決して大きくはないものの、業績が良く、年に3回くらいボーナスが出て、私の年収って5～600万はあったのだ。

結婚を機に辞めてしまったが、まだ、健在で、うちと取引がある。まったく、まさかここにきて、あの懐かしい会社名を聞くとは思わなかった。縁はなかなか切れるものではないと痛感してしまった。

辞めない方が良かったかなって今も時々思う。でも、新婚のっけから、夫を単身赴任させるのも気が引けたし、私がいなくても、会社は回るだろう。実際、まだ営業しているし、歯車が抜けても、代わりの歯車はいくらでもいるのだ。

私は臆病だから、クレカは使いたくない。いつもニコニコ現金払いの方がいい。先のことを見通せないのに、クレカを使うのは勇気がいる。クレカ支払い分は、貯金の総額から引いて考えるようにしている。今、10万円あるなら、支払い分を除いて、残り8万円とかいう考え方だ。実に面倒くさい。でも、店によっては現金お断りなんていうところもあるらしいから、普段、使わなくても1枚は持っていた方が無難なのかもしれない。

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