「いつも喜んでいよう」という聖歌(ゴスペル?)がある。ただひたすら、いつも喜んでいよう、絶えず祈り、すべてに感謝しよう、あなたの恵みは私に十分なのですって歌詞が続くだけの曲なんだけど、この聖歌の言葉は私が1番好きな聖句で、テサロニケ第一の手紙5章に書かれているものと、ほぼほぼ一致する。
ほんと、ひたすらこの言葉が繰り返されて、他の歌詞は一切ない。ここまで主を信頼できるようになったら、どんなにいいだろうと思う。私の信仰は、まだまだ薄いのだろう。薄っぺらくて、クリスチャンと名乗る資格もないかもしれない。どんな時にも主は私を守ってくださったのに、不安を覚える。人間なのだから、当たり前のことかもしれないけど、不安を感じないで生きることの方が無理があるんじゃないかと思ったりもする。
でも、私はこの曲が好きだ。ひたすら、続く同じ歌詞を聴いているだけなんだけど、少しだけ心のざわつきが収まるのだ。ほんとに少しだけだけど。いくら、いつも喜んでいなさい、絶えず祈りなさい、どんなことにも感謝しないさいって聖句が好きでも、実践するのは難しいし、悪いことを喜んだり感謝したりするには難しい。
それでも、感謝と讃美を忘れない者でありたいと思う。たとえ、人生の終焉が近づいているとしてもだ。教会にも通っていない。礼拝メッセージは日曜日に聞かない。アーカイブをクロスステッチしながら聞いているだけ。そんな、不信仰な私を主は見放してしまったかもしれないと怖くなる。もし、主が私を見捨ててしまったら、私は何にすがって生きればいいんだろう。
分かってる。主は決して見放したりなさらない方。どんな時にも招いてくださる方。でも、窮地のまっただ中にいて、自分がどうしたらいいのか分からない状態で、ただ、祈ることしかできないで、助けは来ないでいると、どうしたって見捨てられた気分になる。怒りはない。だって、私が不信仰者だって知っているもの。こんな不信仰なものを救ってくれなくても当たり前だと思ったりもするもん。
だから、主を恨むということはない。主が私に対して怒ったとしても、私が主を恨むことはない。いつも喜び、絶えず祈り、どんなことにも感謝できる自分でいたいとは思う。それが主の御心だろうと思うから。私は主に従うものでありたい。
主はいつもギリギリのところで助けてくださる。いつもそう。だから、まだ、限界が来ていないんだろうと思う。まだ、時間はあるってことか。
私だって、いろいろ考えてはいるんだ。考えるといっても、後悔なんだけどね。もしも、私が専業主婦の道を選ばなかったらとか、子供を4人も産まなかったらとか。子供を産んだことに関しては後悔はない。でも、仕事を辞めてしまったことには後悔しかない。
もっとも、病気で働けなくなって、ある程度、回復した時には、年齢的に仕事につくのは無理っていうのはあった。でも、頑張れなくはなかったんじゃないかと思うこともある。今も、働くことには家族の反対があるし、私自身、労働というよりも人間関係に耐えらる自信はない。それに、この年齢で働ける場所は限られている。掃除のおばさんになるか、工場の軽作業をするか、他にブランクOKで働ける場所ってないだろう。
いつも喜んでいないさい、絶えず祈りなさい、どんなことにも感謝しなさい、簡単に言うけれど、結構な難題だ。それでも、私は子の聖句が1番好きで、洗礼を受けた教会の庭にこの聖句が彫られた石碑を見つけた時は、とても嬉しかったんだ。
金沢の教会で、私に余裕がなくなって、救いを求めていた時に出会った教会。教会自体は中学生の時、救いを求めていろいろ回ったから、馴染がなかったわけじゃない。でも中学生の時は、そこまで信じられなかったんだ。だって、悩み事を相談しても、イエス様は、イエス様はとしか言われなくて、問題の根本にたどり着くことはなかったし、カトリック教会に行けば、マリア様はマリア様はで、やっぱり、問題は解決しなかったから。
ほんと、カルト以外の教会はいろいろと回った。プロテスタント、カトリック、聖公会、でも、そこで救いを見い出すことが出来なかったってことは、それだけ幼かったんだろう。当時から、希死念慮に悩まされ、生きる意味が分からず、生きていることに困難さえ覚えていた。よくよく考えてみたら、当時から病んでいたんだろう。
まあ、病んでいてもおかしくはない家庭環境だったからね。そんな中で、教会に通いたいって言い出したのは私自身だ。珍しく親も反対しなかった。長続きはしなかったけれど、その頃からイエス様は私を選び、招いてくださっていたんだろう。晩年の母も、主を信じ、妹も私も洗礼を受けた。これが奇跡でなくて何だというんだ?
だから、私は主を信じる。いつも喜び、絶えず祈り、どんなことにも感謝する。難しいけど諦めない。信仰は感じるものではなく、意識的にするものだって、讃美の力にも書いてあったし、必ず、救ってくださると信じる。
ありがとう、神様。
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