少子化対策の財源が増税ではなく社会保険料の引き上げで賄うことになったらしい。増税じゃなくても負担が増えるのには変わりない。国民からむしり取ることには容赦なくて、自分たちの無駄を省くことはまったく考えない政府には、とことん失望している。
専業主婦の第三号も廃止とかいう噂も聞くし、国民の生活のことなんてこれっぽっちも考えていない。それなのに、支持率が上がっているのは不思議で仕方ないのだが、何が異次元の少子化対策だか、教えて欲しいものだ。異次元というのなら、増税、社会保険料の引き上げなどなしに、自分たちの無駄から捻出したらいいのだ。結局、夫婦2人で働かなければ生活できなくさせているだけで、それでは、決して子供の数は増えないと思う。むしろ、減るんじゃないのか?
私には、成人した子供が4人いるけれど、結局は無計画に産んだなって思うのだ。何の恩恵にも与っていない。所得制限のおかげで、手当とかもらえなかったし、いろいろあって児童手当らしきものは一切もらわずに来てしまった。おかげで、子供たちに満足な教育の場を与えることもできなかったし、習い事もさせられなかった。まあ、それはいい。もう過ぎたことだから。
問題は、今、減っている子供の数をどうにかしなければならないということでしょ。でも、岸田政権のやろうとしていることは、少子化を加速させるだけだとしか思えないのだ。お金がないって分かっているのに、子供を産もうという人の割合は、多分、ものすごく少ないだろう。
だいたい、夫婦じゃなければ子供を持てないという考え方が古いと思う。シングルマザーになる決心をして子供を産む女性たちもいるのだ。父親がいないというだけで白い目で見るのはやめた方がいい。
お金をばら撒けば、子供が増えるのか?それは違うと思う。お金をばら撒いても、子供が公共交通機関を利用することを良しとしない人達がいる。赤ちゃんの泣き声を騒音と思う人、ベビーカーを足蹴にする人、そういった人たちがいなくならない限り、子供の数が増えるとは思えない。
子供の声が騒音だからと、公園を閉鎖する。保育園では園庭での遊びを中止する。そんなのおかしいだろう。子供の声がうるさいというのなら、自分たちが引っ越せばいいし、自分たちが電車やバスの利用を控えればいいのだ。結局、子供や子育て世帯に辛く当たって、自分たちの首を絞めている。年金は自分たちが払った分が返ってくる制度じゃない。今、働いている世代の支払っている年金をもらう仕組みだ。
当然、働き手が減れば、年金も減る。それが嫌なら、子供のことで、いちいち目くじらを立てるなってことだ。子供は減っているのに、日本人の平均寿命は延びている。やがて、年寄りだけの国になったとしてもおかしくはない。そのくらい、深刻な状況なのだと分かっているのだろうか。
もっと、寛容な心で子供たちの見守りをしないと、決して少子化は解消しないだろうし、そのツケは必ず自分たちに返ってくる。考えてみればいい。自分は泣かない、叫ばない子供だったのか?決してそんなことはないだろう。
昔は、地域全体で子育てしていたけれど、今は個人に押し付けられている。そもそも、そこからが間違っているのではないのか。
政府は、お金の問題だけだと思っているようだが、決してそんなことはない。増税しないから、異次元の少子化対策?馬鹿にするのも大概にしろって感じだ。社会保険料を引き上げていたら、増税と変わらない。結局は経済的な問題で、子供を諦める人たちが出てくる。今の値上がりを見たら、子供にお金をかけることなんてできるとは思えないだろう。
ほんとに、どこをどう考えたら、こういう発想になるんだろう。国民に負担を強いておいて、自分たちは豪遊するのか。いっそ、政治家の給料なんて失くせばいいのだ。名誉職みたいなものにして。お金の臭いに惹かれて、政治家にならないとは限らない。それなら、そのお金を失くせばいい。
どうやって政治を回すのかって問題は出てくると思う。ダブルワークでもしてくれって思う。庶民の生活を経験しないで、どうやって庶民の気持ちが分かるのだ?
貧困は自己責任ってまかり通るような国で子供が増えるわけがない。異次元の少子化対策というから、もっと期待していたけれど、結局は国民に負担を強いるだけの対策で終わってしまった。これが政治家のやることかと思うと、情けなくなる。
私は日本が好きだが、現政権は支持できないし、もっと頑張れ野党って言いたい。バリバリの保守である私が、ここまで言うのだから、相当、危ないと思え与党。私と同じように考えている人は大勢いるはずだ。
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