子供たちに迷惑をかける前に
いつものように、朝、母に電話をした。母は電話に出るには出たけど、大丈夫とお世話になりましたって繰り返すだけ。もう、電話を切るよって言っても、大丈夫、本当にお世話になりました、としか言わない。その言葉が母の最期の言葉のよう […]
老いが怖い
歳を取ること自体が怖いわけじゃない。不老不死なんて1番の不幸だと思う。私が怖いのは、歳を取って、自分の身の回りのことが出来なくなったり、認知症になって何も分からなくなってしまうこと。長生きすればいいっていうものじゃない。 […]
妹に連絡して欲しいと頼まれたけど
朝、母に電話したら、何をどうしたらいいのか分からなくなったから、妹に連絡して欲しいって頼まれた。でも、私はきっぱりとお断りしてしまった。妹と連絡を取るのは嫌なんだ。グチグチ言ってくるし、たとえLINEであろうと、ネガティ […]
余命が長すぎる
認知症を発症した人の余命は、だいたい5年~12年だそうだ。これを短いという人もいるだろうけれど、私は長すぎると感じてしまった。どこが短いのか。認知症の介護を考えたら、気が遠くなるような長さだ。とことん、私は冷たいのかもし […]
長生きを迷惑と思ってはいけないんだろうけど
長生きするのはめでたい事。そう感じるのが当たり前なんだろうとは思う。ましてや、相手が自分の母親なら、長生きすればするほど嬉しく感じなければいけないという重圧が圧し掛かってくる。でも、日に日に弱っていく母親に、これ以上長生 […]
アルツハイマー患者の誕生日
昨日、母がアルツハイマー型認知症という確定診断が出て、要支援2から要介護2に介護度も引き上げられ、さて、これからどうするかってことも決まらない今日は、母の87回目の誕生日。おめでとうの電話を入れたけど、母は自分がアルツハ […]
もしも私が認知症になったら
叔母の様子がおかしいらしい。もう86歳という高齢だから、背中が思いっきり丸まってしまって、首無し人間のようになってしまったのは仕方がないことなのかもしれないが、お風呂に入ることも、デイサービスに行くことも拒否して同じ話を […]
母は足が痛い
病院嫌いの母が、病院に行くというのだから、よほど痛いのだろう。右のふくらはぎの裏側辺りが歩けないくらい痛いらしい。生憎、妹も仕事を休めないし、私は1人では外出できないし、で、ヘルパーさんだか、なんだか知らないが、妹が手配 […]
昨日の私、今日の私
今日は私の誕生日。でも、何も変わらない。昨日の私とどこが違うのか、たった1歳年を取っただけでは、何が変わったかなんて全く分からない。徐々に老化していくのであって、誕生日が来たからといってドカッと老化するわけじゃなし、ただ […]
余命宣告は考え方を変えるのか?
余命宣告。昔は本人には内緒で家族にだけ知らされたものだけど、今は患者本人と家族にサラッと宣告するのが当たり前になっているみたいだ。これは、残された人生を患者本人がどのように過ごすか決めるのに、大いに役に立つと思う。 実際 […]