決して不幸ではない
私は波乱万丈な人生を送っていきたけれど、決して不幸ではなかったと思っている。いろいろあった。周囲から見たら幸せには見えないだろうとも思う。虐待されて育ち、結婚した相手は女癖が悪い酒飲みで絡むし、瞬間湯沸かし器で後先考えず […]
父には会いたいと思わないのにペットには会いたい
薄情者の私は、父が何年前に亡くなったかも覚えていない。法事も行ったことはないし、墓参りにも行ったことがない。会いたいとも思わないし、位牌すら処分してしまおうかと考えるくらいには無関心だ。 それなのに、去年、逝ってしまった […]
絶対に忘れないから
ウサギのバロンが虹の橋を渡ってしまってから明日で1年。明日はお墓参りに行ってくる。お墓参りといっても共同墓地だし、多分、そこにあるのは骨だけで、彼は天国で元気に飛び跳ねていると思う。もう、痛くも苦しくもなくて、主が抱っこ […]
いざとなったら死ねばいい
以前の私は、希死念慮の塊で、自分の命を平気で天秤にかけた。自分の命と引き換えに借金するような真似もしたし、できなかったら死ぬって本気で思っていた。今でも死ぬこと自体は怖くない。長生きする気もないので、健康診断も受けたこと […]
長生きを迷惑と思ってはいけないんだろうけど
長生きするのはめでたい事。そう感じるのが当たり前なんだろうとは思う。ましてや、相手が自分の母親なら、長生きすればするほど嬉しく感じなければいけないという重圧が圧し掛かってくる。でも、日に日に弱っていく母親に、これ以上長生 […]
3回目のワクチン接種に行ってくる
今日は午後から3回目のワクチン接種。集団接種会場が受付をしていなかったので、背中の腫瘍でお世話になっている病院での接種になる。この辺りでは1番大きな病院だけど、娘が車で送迎してくれないと行かれない。何故なら、場所を把握し […]
溜まっていく水
夫の体重が増加傾向にある。普通に太ったのなら気にはしないが、おそらく水が溜まりだしているのだろう。いわゆる浮腫みだ。まだ、それほど酷くはないので、塩分を控えれば入院することなく排泄できるかもしれない。でも、当の本人は、全 […]
生きているのは辛過ぎる
以前の私なら、いざとなったら死ねば済む話じゃんって簡単に思えた。自分の命を天秤にかけることなんて何とも思わなかった。でも、希死念慮が影を潜めて、人間らしく生きていることに抵抗を持たなくなってしまったから、いざとなったら死 […]
残された時間はあと何年?
夫が心臓移植しない限り、余命は残り5年と宣告されてから数年が経った。正確に何年経ったか覚えていない。ドクターの見立て通りなら、あと2~3年しか残されてはいない。言い方を変えれば、あと2~3年も生きていることができる。余命 […]
死にたいなんて贅沢な
「死にたいなんて贅沢な」っていうのは、娘がよく聴いている曲の一節で、誰が歌っているのか、なんていうタイトルなのかも知らない。でも、この言葉が胸に突き刺さって、そうか、死にたいって思うことは贅沢なことなんだって思うようにな […]